怠惰な夜

流浪するピニャータと少しずるい毛布。

呼吸

先日の地震からガタガタになっていた精神がようやく落ち着いてきて、今日はちゃんと集中できる状態にまで回復したので手芸の部屋で半日過ごしていた。

 

本当にこの、なんというか、なんだろう、弱い。自分が。

 

昨日の寒さも心を折るというか、正常に戻すのに時間がかかった要因の一つかと思う、少し非日常的な一日でもあったし。

 

そういう日はあの日とかあの日の後の日々を思い出してとにかく心がグズグズになってしまう。

 

こういう自分の弱さを感じる瞬間にはいつも何かがポキッと折れるイメージが頭を掠めるのだけれど、そのときにイメージの中で折れるものは茹でる前のソーメンの一本だ。微かな音をたてて、簡単に折れる。