怠惰な夜

流浪するピニャータと少しずるい毛布。

目に見えないからこそ可視化したいわけよ

好きだけどね、星の王子様。

 

 

日々スローに呼吸をしている、相変わらず。

元々のんびりというか、歩くの遅くて食べるの遅くて考えるの遅くて、というか何なら早くできるんだろう、わからない。料理?

 

ちょっと普通の社会で生きようとすると溺れるタイプの人間です。いまさらだな。

 

 

 

 

週末に唯一の友人と連れ合いと3人でカラオケに行った。

その一週間くらいまえから、わたしは子供から青春時代にきいていた音楽を久しぶりに鬼聴きしていて、「そう言えばこの青春時代の曲をカラオケでほとんど歌ったことがない」といったら「うたえうたえ」と言ってもらえてめちゃくちゃ恥ずかしかったけど歌いまくった。

 

なんというか、ほんとうにすきなものを人にきいてもらうのはとても恥ずかしい、裸になるようだと思う。

だからなかなかこれが好きと言えない。

たぶんこれからもいう人は選んでしまうだろうな。

 

 

好きなことは、好きな人にしか教えたくないし、お気に入りのものも決めた人にしか触らせたくないなと思う。

 

もし触られたとして、わたしのことだからへらへらとやりすごすのだろうが内心めちゃくちゃいやな気持ちになるのだろうな。

 

 

 

嫌いはあまり作りたくなくて、どんなものでも、「好き」か「どうでもいい」でなるべく埋めるようにしている気がする。嫌いというのは自分の中のエネルギーとリソースをつかうからなんかもったいないなーとここ数年でより強く思うようになってしまった。

 

 

暗いニュースや出来事を見聞きするとドンと落ち込んでしまって、それで先日からヘルペスが大爆破している。困ったな。しばらくできてなくて安心していたんだけどな。

 

上手に小出しに吐き出せたら良いのだけれど、それってけっこう難しい。

こんなこときかせても相手は興味ないだろうし「で?」とかいわれるともうその場で二度と会いたくない気持ちになるし。

 

連れ合いはそういう気兼ねがわたしのなかでかなり低いのだけれど、それはそれで「こんなことを話すことで余計な心配をかけてしまう」と思って蓋をしてしまうんだなあ。

 

悩ましいな。

 

 

わたしは唯一の友人を、おそらくこの人を超える人に出会えない友人だなあと思っていて、理由はいくつかあるけど一つは「言語を選ばなくていいこと」な気がする。ノンジャンルで話し始められるみたいなかんじかなあ。共通言語みたいのがある気がする。付き合い長いせいもあるか。

 

 

 

今日はちょっと頭が疲れていて、とりとめもなく色々描きたい気持ちだったので今はミシン部屋の床に寝そべってぽつぽつと文章を組み立てている。寝室隣なんだからそっちにいけよ。

 

 

大事なものは目に見えない、目に見えないから可視化したいけど、見えてしまったら、それはちょっと、もったいない。

 

そんなことを思う水曜日のよる。